平成30年度 基本方針

1)国際情勢

世界各地では、紛争やテロ行為が横行し、罪のない多くの命が奪われています。1月15日イラクの首都バグダッドで自爆テロとみられる爆発が連続して2回あり、少なくとも38人が死亡、100人以上が負傷した。2014年以降に勢力を拡大したISILは支配地域を失いほぼ壊滅状態となっておりますが、現在も各地で散発的なテロを繰り返しており、決して許される行為ではありません。
 領土問題では、不法占拠から73年という長い歳月が経過し、具体的な進展は見られないまま解決には至っていません。元島民の話に耳を傾け、その思いを絶える事なく周りに伝え訴えていく事が近道に繋がります。その為、返還要求などの活動は重要になってきます。
 世界では、自然災害、貧困、飢餓により尊い命が喪われています。世界平和のため、青年が二度と銃を取らないという誓いのもと仲間との議論の中から私達が出来る事を見出し、それを一つずつでも着実に取り組んでいく事が重要です。私達や次の世代が安心して暮らせる平和で明るい社会づくりを目指し、出来る事から行動し、広い視野を持って運動を展開していきます。

2)国内・道内情勢

 発生から7年を迎える東日本大震災は、生活に密着したインフラの復旧はほぼ終了し、住まいの再建も今春までに9割が完成する見通しでありますが未だ仮設住宅で暮らすなど不自由な生活を余儀なくされている方々が7万人以上と多くいます。また、熊本県を中心とする熊本地震の爪痕もまだ多く残っており、震災を風化させる事無く、震災から学んだ事を伝え活動していく事が重要です。
第48回衆議院選挙は10月22日に投票が行われ、自民党は単独で選挙前の284議席に並ぶとともに、公明党と合わせて憲法改正の発議に必要な全議席の3分の2を上回る313議席を獲得して圧勝しました。一方、野党側は、立憲民主党が選挙前の3倍を超える55議席を獲得して野党第1党に躍進し、衆議院で予算を伴う法案を提出できる51議席を上回りました。国内の投票率は56.74%、18・19歳の投票率は41.51%でした。国民の声を届ける為にも今後も政府の動向に関心を持ち、理解を深める事が重要だと考えます。
 第23回オリンピック冬季競技大会は2月9日に平昌で開幕し、同25日まで17日間にわたって熱戦が繰り広げられ、日本は金メダル4個、銀メダル5個、銅メダル4個を獲得し、メダル総数で11位となりました。また、3月9日から同18日までの10日間に開催されたパラリンピックでも金メダル3個、銀メダル4個、銅メダル3個を獲得し、メダル総数は9位でした。両大会での日本人選手の素晴らしい活躍は国内の多くの希望と感動を与えました。 2018年に本道が、「北海道」と命名されてから150年目の節目を迎えます。北海道のこれまでの歩みを見つめ直し、未来を展望しながら、北海道に住んでいる私達ひとり一人がそれぞれの立場で魅力を発信し更に北海道全体を盛り上げていく事が重要です。
私達は、勤労者であり社会教育団体という立場にもあります。その為、仕事と青年団活動を両立していかなければなりません。
 非正規雇用の中で働き、将来への不安を感じながら生活している若者も増加しており、ワークライフバランスといった労働環境改善の為の議論も行っていく必要があります。
 地域づくりにおいては、行政と連携を深く結びながら日々検討・協議を行  い、自分達の住んでいる町の理想を思い描きながら行動する事が重要です。

3)道青協の基本方針

 道青協は、道内各地にある青年団により構成された組織であり、加盟市町村団の意見を集約し、加盟団の代表者によって協議を行った上、各種の問題や課題を明確にした上で道青協としての活動・運動を作成・展開しています。
 また、日本青年団協議会に加盟することにより全国的なネットワークを持つ事で、世界や日本全体の情勢に対し目を向け、一団となって活動・運動を展開していく団体です。日本青年館継承募金を行い、未来の青年に繋いでいきます。  道青協を運営していく上で必要不可欠なのは市町村団の活性化であります。その為、加盟団のリーダー育成ならびに発掘が求められています。加盟団の地域においての話し合いの機会を多くつくり、お互いの意識を高め、自覚を持つことは、人材の育成へと繋がっていきます。また、情報化社会は急速な発達を遂げ、その結果、青年層の個人志向の強まりや価値観の多種多様化など広く影響を与え、組織や団体活動においての意識や重要性が失われつつある事も低迷の原因のひとつになっています。
 今後の組織活動が円滑に運営できるようにしていくためにも、未来へ青年団を残していくためにも、改めて一人ひとりの力を結集し、相手をおもいやり、助け合うことで喜びや感動を分かち合うことができる青年団活動を広めていかなければなりません。
青年団活動を通じて、自分づくりから仲間づくり、そして、地域づくりに繋げる事が、地域にとって大切な青年団をより一層広めていく事に繋がります。その為には、私たちが主体的、積極的に地域社会に参画していく事が重要と考えます。青年団が現代社会において求められている物は何かを考え、次世代の青年と共に歩む為に、今年度は『未来に繋いでいく青年団』をテーマに掲げ、共に語り合い、共に活動することでこれからの青年団づくりを展開していきます。そして、さらなる組織強化・拡大へと繋げ、広げていくことで、青年団の活動・運動を盛り上げていきます。